美容クリニックのInstagram 基本の活用方法
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様々なSNSの中でも特に美容クリニックでの活用が多く、始めやすいと言えるのがInstagramです。
しかし、投稿の内容や運用に悩む担当者の方も多いのではないでしょうか?
本記事では、Instagramについて美容クリニックでの基本の活用方法について解説します。
Instagram活用のメリット
Instagramの強みには、
「ユーザー数の多さ」「沢山の人に情報を写真で情報を発信できる手軽さ」が挙げられます。
実際に、国内月間アクティブアカウント数は3300万を突破しています。
(参照:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破|Facebook社)
特に20代から40代の女性利用率が高いことから、
クリニックのメインターゲットと重なるメディアといえます。
本章では、そのほかどのようなメリットがあるのか、ご紹介していきます。
(参照:インスタラボ【改訂版 2021年6月】5大SNS国内利用者数(男女別・年代別)エクセル版)
メリット①:クリニックの魅力を視覚的に伝えられる
Instagramでは画像や動画といったビジュアルメインとなるサービス性質から、
テキストのみに比べ、イメージや内容を分かりやすく伝えることができ、
圧倒的に美容クリニックの魅力や良さを分かりやすく表現することが可能です。
また、ユーザーはスマホを使って手軽に情報収集を行い、
”インスタ映え”に象徴されるよう、
パッと見た印象で判断する傾向があります。
こうした面でも美容クリニックとの相性は相性が良く、
現代にあった集客方法といえます。
<クリニックが視覚的に伝えやすい内容>
・施術や商品に関する情報
・院内の雰囲気
・美容に関する情報
・実際の施術映像
メリット②:無料で手軽に始められる
Instagramも一般的なSNS同様、
無料で登録できアカウントを持つことが可能です。
登録できるアカウントには、
「個人アカウント」とビジネス向けの「プロアカウント」の2種類がありますが、
ビジネス向けの「プロアカウント」といっても料金の発生しません。
クリニックの公式アカウントであれば、
プロアカウントにすることで下記のようなメリットもあります。
・プロフィールを詳細に記載できる(電話番号・住所・メールアドレスなど)
・インサイト機能を使って投稿やフォローに関するデータを分析できる
・DMの返信テンプレートが使用でき、やり取りのフォルダ分け「メイン」「一般」が可能になる
・Instagramショッピングを利用できる(※審査必要)
・Instagramに広告を出稿できる (※有料)
<プロフィールの記載例> <DMのフォルダの見え方>
(Instagramアカウント事例: 医療アートメイクメディア AMEDIAR)
既に個人アカウントで運営している場合も、いつでも無料で切り替えが可能です。
プロフィールの記載等、
店舗型ビジネスとの相性も良いため、
まだの場合はぜひお試しいただきたい設定の一つです。
改めてアカウント開設や運営にかかるコストを抑え、
SNS運用をしたいと考えている美容クリニックにInstagramはおすすめといえます。
メリット③:フォロワーとの距離が近く、潜在顧客にもアプローチできる
Instagramは効果的に利用することで、
潜在顧客に対しても効果的にアピールできるメディアです。
本記事の冒頭でも利用率についてお伝えしましたが、
Instagramのユーザーは10代からシニア世代まで年齢層が幅広く、6割以上が女性です。
美容クリニックを利用する方は女性層が厚いため、
インスタグラムを上手く活用することで、スムーズに顧客を獲得できるチャンスが広がります。
その一つとしてInstagramの検索一覧画面では、
「ユーザーの興味に沿った内容」や「過去に検索したアカウントによる投稿」
が表示される仕組みです。
クリニックの存在を知らないユーザーでも、
検索一覧の表示を通じて投稿を目にする可能性は十分にあります。
他のSNSと比較してもInstagramは購買行動への影響力が強く、
購買の意思決定のための情報収集に多く活用されるといわれています。
クリニックの場合、来院に繋がる可能性が高いメディアとしても魅力的なポイントといえます。
効果を高める為にも、
フォロワーとの距離を縮めることのできるコミュニケーション機能を、
無理のない範囲で積極的に使用していきたいところです。
具体的には「Instagramストーリーズ」や「ライブ配信」です。
「Instagramストーリーズ」
・・・投稿後24時間で自動的に消滅し、タイムラインには残らない投稿形式のことです。写真も動画も投稿でき、通常の投稿と同じようにフィルターなどで加工もでき、絵文字やテキストの入力、ペンでの落書きも可能です。
最大のメリットは、
必ずメイン画面(タイムライン)の上部に表示されることです。
投稿が流されずに見てもらえる可能性が上がります。
そしてもう一つ考えられるメリットは、ブランドの世界観と違う投稿も気軽にできることです。
クリニックのアカウントではコンセプトに合わせた世界観を表現できる写真の投稿が必要です。
しかし、ストーリーズはタイムラインに残らないため、普段とは少し違った雰囲気の投稿も有効です。
先生やスタッフのオフショットやクリニックのプチ情報など、
普段と違った投稿もクリニックの雰囲気が伝わり、ファンを増やせるポイントだと思います。
「ライブ配信」
・・・動画をリアルタイムで配信できる機能で、Instagramストーリーズの機能の一部に含まれます。ライブ配信を開始するとアカウントのフォロワーに通知され、フォロワーは「LIVE」と表示されたアイコンをタップすればライブ配信を閲覧できます。
Instagramストーリーズは24時間後に消滅しますが、
ライブ配信は24時間残ることもなく、配信終了とともに消滅します。
配信時間に見られなかったユーザーに届ける為には、
主催者が意図的にIGTVなどにアーカイブを残すことで可能です。
視聴者はいいね♡やコメントなどのアクションができ、
配信者とリアルタイムでコミュニケーションをとれます。
また、コロナ禍においてライブ配信の利用率が高まったといわれています。
参照:MMD研究所( https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1855.html)
Instagram活用のデメリット
この章では、そのデメリットについてご紹介します。
デメリット①:拡散力が低い為、フォロワーを増やすのに時間がかかる
インスタグラム集客のデメリットとしては、拡散力が低い点があげられます。
そのため、知名度の高い店舗や人物、ブランドでない限り、
他の人に見てもらえるようになるまで時間がかかります。
対策として、フォロワーを増やす上でハッシュタグ(#)をつける事はとても重要です。
ハッシュタグの中には、
多くのユーザーに投稿されている「ビッグキーワード」、
ある程度の数が投稿されている「ミドルキーワード」、
投稿数の少ない「スモールキーワード」の3つがあります。
ハッシュタグの線選択では、
この3つのキーワードをバランスよく入れることがポイントといわれています。
また、始めは競合他社のハッシュタグをマネしてみるのも良い方法です。
Instagramはハッシュタグで検索した結果が表示される仕組みです。
検索で調べ物をするように、ユーザーは自分が興味のあるハッシュタグを検索するため、
投稿内容とハッシュタグがマッチしているほど、「いいね!」やフォロー数の増加につながります。
投稿に慣れてきたら、より内容に合わせたハッシュタグの工夫と複数利用する方法を試してみてください。
デメリット②:ある程度綺麗な画像を投稿する必要がある
改めてInstagramは写真や動画といった視覚的な投稿がメインであり、
世界観やおしゃれさが重要視されるメディアです。
たとえ有益な情報系のコンテンツであっても、
写真のきれいさやクリエイティブの見栄えの良さが必要となってきます。
できるだけ統一感を出し、クオリティの高いページにするためにまずは下記を整えていきましょう。
・系統と色合い統一させる
・写真の撮り方・アングルを統一する
・余白・背景を統一する
特にクリニックのアカウントではアプリの加工に頼るのではなく清潔感があり、
実際の様子がわかりやすい写真を投稿することが求められます。
なかなか画像にこだわる時間がない場合や、
より凝った情報系の発信を希望する場合には、
一部外部に依頼する方法を検討するのも良いかと思います。
美容クリニックのアカウント運用ポイントと活用事例
ここまでInstagramのメリットやデメリットを、
美容クリニックでの運用に絡めてお伝えしてきました。
最後に、美容クリニックですぐに実践できる運用ポイントと、
実際の投稿例をまとめてご紹介致します。
①アカウント運用のポイント
POINT
①予約できる導線をつくる
フォロワーや投稿内容を見て興味を持ったユーザーが「予約しよう」と思った際に、
予約方法を分かりやすく示す仕組が必要です。
集客効果をより高めるためにも、プロフィールや各投稿には予約の方法や問い合わせ方法、
URLを記載することがポイントです。
②「いいね」や「ストーリーズへのリポスト」でアクションをする
美容クリニックのアカウントを広めるための方法として、
ユーザーやターゲットユーザーへのアクションも必要です。
できる範囲で美容に対しての投稿などには積極的に「いいね」を押し、
集客のチャンスを増やしていってください。
また、来院された方のフィード投稿・ストーリーズ投稿で、
クリニックの紹介があった際にはぜひ「いいね」、ストーリーズへのリポスト等、
アクションを必ず行うのも有効といえます。
②投稿事例
開院少し前からInstagramを開始、クリエイティブに統一感を出し、
クリニックの事や施術に関する情報を投稿しています。
ホームページや公式アカウントともデザインを合わせ、ブランディングをしているクリニックです。
(Instagramアカウント事例: SUBCLi(サブクリ) &ABCクリニック様)
まとめ
美容クリニックの魅力を効果的にアピールする為に、
写真・動画で伝える事のできるInstagramは有効です。
無料かつ手軽に始められることを活かし、
アカウント開設とクリニックの写真投稿から始めてみましょう。
活用のコツを掴んで効果的に写真を投稿できるようになれば、
フォロワーや見込み客とのつながりも徐々に作れるはずです。
効率よく沢山の方にクリニックをアピールできるようInstagram活用に取り組んでみてください。
執筆者:ツナギラボ 森田