美容クリニック LINE活用法| 公式LINEを始めるべき理由
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「クリニックの集客にLINEは使うべき?」
「公式LINEを使いこなせるか不安・・・」
とお悩みではないでしょうか?
そんなクリニック担当者に向け、記事前半ではメリット・デメリットを、後半では活用法を解説しています。
LINE活用のメリット
LINEの強みは、なんと言っても利用率が高いところです。
国内、日間アクティブ / 月間アクティブ 率:85%(参照元:2021年1-6月期 媒体資料:LINE Business Guide 2021年1月-6月期)
他のSNSと比べても高い利用率を誇り、沢山の方に接触できるプラットフォームといえます。
本章では、その他にどのようなメリットがあるのか3点ご紹介します。
メリット①:メッセージ開封率が高い
まず、公式アカウントを導入することでお友達追加(アカウントに登録)してもらった方全員に、
クリニックの情報をメッセージで簡単に一斉配信できます。
LINEメッセージ開封率は平均60%とメルマガのに比べて2倍以上高く、
より確実に情報を見てもらえる事がメリットとなっています。
更にメルマガのように迷惑フォルダに振り分けられるリスクもない為、
ブロックをされない限りほぼ100%に近い確率で届き、開封される可能性も高くなります。
メリット②:リピーター獲得に適している
公式アカウントで接触できるのは、お友達追加をしてくれたユーザーとなります。
そのため、基本的にクリニックや施術メニューについて既に知っている、
または来院したことがあるユーザーが対象です。
このことから、LINE公式アカウントは見込み顧客・既存顧客へ魅力的な施策を行う事で、
自動的にアカウント内のコミュニケーションが活性化し、リピーター獲得に繋げることができるツールだといえます。
具体的な施策
・イベント等の情報配信
・クーポンの発行
・ショップカード(スタンプカードの作成)
新規ユーザー数だけにこだわらず、
既存ユーザーに目を向け施策を練る事がLINE運用成功の秘訣といえます。
メリット③:他のSNSに比べたダイレクトな発信力
他のSNSとLINE公式アカウントの違いを比較していきます。
SNSは大きく分けて2種類に分かれます。それが「プル型」と「プッシュ型」です。
「プル型」・・・主にInstagramやTwitter、Facebook
PULL=引っ張る(名前の通りあるユーザーが投稿した情報を他のユーザーが興味関心にあわせて見に行くようなSNSになります)
「プッシュ型」・・・主にLINE
PUSH=押し出す(運営側のタイミングで、見込み客(ターゲット)に届けたい情報を発信するSNSです)
2種類の特徴からLINE公式アカウントと他のSNSとの最大の違いは、
「自分の届けたい情報をダイレクトに相手に届けることができるかどうか」です。
例えばFacebookでは投稿者と親しい人にだけしか投稿が届かないようになっています。
TwitterやInstagramでも同様に、発信が直接相手に届くわけではありません。
一方でLINEは自分のタイミングで配信ができ、
届けたい情報を確実に登録者へ届けることができる発信力が強みとなっています。
LINE活用のデメリット
この章では、そのデメリットについて2点ご紹介します。
デメリット①:お友達登録していない人には訴求できない
1つ目は、「お友達登録していない人には情報を届ける事ができない」ということです。
できる限りチャンスを登録のチャンスを逃さないような工夫として、
ショップカードやチラシにQRコードをつけておいたり、クリニックの受付にPOPを置くなど、
LINEの公式アカウントを運用している事がわかるようにしておきましょう。
最近ではクリニックのInstagram等のSNSに情報を載せることも有効な方法となっています。
デメリット②:別途料金が発生するケースがある
公式アカウントは0円から始められ、開設に料金が発生することはありません。
しかし、登録者数に応じた配信数によっては料金が発生します。
アカウントが育つ中で費用が必要となる事も予め知っておく必要があります。
(参照元:LINE Business Guide 料金プラン )
LINE公式アカウントを運用するポイント
プロフィールとリッチメニューの作成
公式アカウントは簡単なホームページのような役割を持たせることができます。
まず、プロフィールの登録です。
クリニック名は勿論、所在地や地図、営業時間やWEBサイトのURLなど、
様々な情報をカスタマイズして登録するこができるようになっています。
簡単に登録でき、編集も何度でも可能できるので、まずはできるだけ情報を充実させてください。
次にリッチメニューの設定です。
リッチメニューとはトーク画面の下部(キーボードエリア)に表示されるタイル状のメニューを指します。
分割された画像ごとに表示内容を1~6個設定でき、
Webページへの遷移やクーポン画面などに誘導することができます。
画像は管理ページ内での制作も可能ですが、
サイズを正しくすれば別で制作したバナーを設定することもできます。
クリニックのロゴを入れたり、色味をHP合わせるなどブランディングにあったデザインにすることをオススメしています。
開封率を高める配信のタイミング
LINE公式アカウントでメッセージ配信する際に重要な事として「配信するタイミング」があります。
別の章にて「LINE配信は発信者のタイミングで届けられるツール」と紹介しましたが、
届ける先にはアカウント登録者がいる事を忘れてはいけません。
ターゲットの生活リズムに合わせた配信を考えましょう。
①時間
社会人をターゲットとするのであれば通勤時間や就業後の19:00以降など、
比較的メッセージをチェックする余裕がある時間を狙います。
主婦をターゲットとするのであれば家事が一段落する午後や夕食後、それぞれのターゲットの生活リズムに合わせて配信します。
②曜日
メッセージ内容や自社サービスが属するカテゴリによって、投稿する曜日も変えるべきです。
また、美容・ファッションなどの暮らしに関連した情報は、週の後半に入った木曜日~土曜に配信することで、
読まれやすくなる傾向があります。
週末の予約が増えるクリニックもここに当てはまると考えられます。
また、応用として時間を少しだけずらす方法があります。
狙った時間ちょうどに配信すると、他の企業アカウントに埋もれてしまう事があります。
例えば19:00ちょうどに配信するのではなく、19:02など少しずらすと、
トークルームがほかのアカウントより少し上に表示されます。
より確実に効果を出すために始めは様々な時間を試すこともオススメです。
美容クリニック 活用事例
毎月配信するクーポンが集客に効果的
ある美容クリニックでは毎月のキャンペーンとLINEを連動させることで集客を成功させています。
POINT
①HPにとの連動
毎月複数のお得なプランをHPに掲載し、
LINEにお友達追加することでプランのクーポンを取得できる仕組みを実施しています。
②リピーターの獲得
複数のプランの中には新規のみのコース / 既存の方も適応のコースを用意することで、
新規獲得だけでなくリピーターの獲得にもつながっています。
③一斉配信で告知
月末に一斉配信を行い、お友達登録者へクーポンの告知を行うことで高い予約率に繋げています。
(LINE公式アカウント事例: VERTRA CLINIC 様)
普段から沢山の方が慣れ親しんでいるLINEでの集客は、
クリニックにとってメリットの多い方法といえます。
更に今回ご紹介したクリニック事例のように、
アカウントを上手く活用することでリピーター獲得・顧客満足度の上昇など期待できることが沢山あります。
まずは無料のアカウント開設からチャレンジしてください。
執筆者:ツナギラボ 森田